ナパ谷の魅力 [ワイン]
fumikoさんの特別講座に行ってきました。いつもながら素晴らしいラインナップで、今回は、親切なテキストとNVV(ナパヴァレー・ヴィントナーズ)によるpptや16カ所のAVA(American (Approved) Viticultural Area)の解説付き地図及び立体模型まで有り至れり尽くせりでした。
いきなり、素晴らしいシュラムズバーグのご褒美から。
キリッとして甘くないけれど、豊かな香りは楽しめて、何とph3に近い酸味や苦味も後から効いてきます。BLANC DE NOIRSっていうのも、格好いい。
次は、大好きなソービニョン・ブランで、ホーニッグ・ヴィンヤード&ワイナリー2017。非常に新鮮な花の香り、それでもニュージーランドよりは、若干濃いめに感じ、甘みもあります。裏のラベルの裏には、ラザフォードのブドウ畑の画が、しっかり入っていて珍しい。
3番目は、ケークブレッド・セラーズというハッキリして濃いめのシャルドネ。結構、インパクトがあり、これだけでも楽しめる複雑さ。
3,4,5番目には、強力な連続赤3本。マイク・ガーギッチのガーギッチ・ヒルズ・エステートは、普段ジンファンデルに出会う機会が少なかったので、余りの上品さに、驚きました。イタリア、アドリア海の対岸にあるクロアチア由来のブドウとのこと。濃いのに繊細で、プティ・シラーの効いている印象です。ダックホーンのメルローは、これまた、なかなか巡り会えない深みがあるのにシャープで、少し焦げたような香りもして楽しめます。最後のコリソン、カベルネ・ソーヴィニヨンの先入観を、完璧に覆す、ウルトラスムーズな口当たり。
キャシーさんの心遣いが伝わってくるような柔らかさを感じさせます。
いろいろマリアージュの実験を行いましたが、塩とレモンの偉大さを知りました。
今回も、まさに目からウロコが落ちる体験ばかり。
fumikoさん、貴重な機会を、ありがとうございました。