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春期シャンパーニュ講座第1回(第3週)

今年度の上半期、シャンパーニュ講座が始まりました。
初っぱなか強烈なラインナップで、楽しくも為になる美味しい一時の始まりです。

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今回は、2012年のヴィンテージ特集。最初の2つは、次の通りで、CH100%。

(1)ドゥラモット ブラン・ド・ブラン ミレジメ2012
  生産者:ドゥラモット(NM)
  ぶどう品種:CH100%
  ドザージュ量:6.5g/L

(2)ブルーノ・パイヤール エクストラ・ブリュット ブラン・ド・ブラン2012
  生産者:ブルーノ・パイヤール(NM)
  ぶどう品種:CH100%
  ドザージュ量:3g/L

前者は、いつも的確な表現を教えてくれる先達の言葉を借りると、「グリーンイェローの外観に細かい泡。白い花や青いリンゴの香り。チョーキーで爽やかな味わいでアタックはスムーズ。」
確かに、大変心地よい香りで、果実味があり飲みやすく、好印象でした。
ドゥラモットは、昨年末、たまたま頂いたブリュットNVも、昨年11月の講座に出されたブラン・ド・ブランNVも、心地よい味わいでコスパも良く、お気に入りです。

後者は、既に完売の超貴重なボトルとのことで、同様に「淡いイェローで、泡も細かく、洋梨や白桃やハチミツの香り、ドライでポテンシャルが高い。」とのこと。これは、ふくよかな味わいで、ドザージュ量は少ないですが、質の高さ故か、当方には、甘美な印象さえありました。二重丸に花丸付き。

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今回は、次の3種類も、間を開けずに続けてテイスティング。5種類を同時に比較しました。
さらに強力な3つは、次の通りで、PN CH M使用。

(3)アンリオ ブリュット ミレジメ2012
  生産者:アンリオ(NM)
  ぶどう品種:CH54% PN46%
  ドザージュ量:6g/L

(4)ルイ・ロデレール ブリュット・ナチュール・ブラン2012
  生産者:ルイ・ロデレール(NM)
  ぶどう品種:PN55% M25% CH20%
  ドザージュ量:0g/L

(5)ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム2012 草間彌生
  生産者:ヴーヴ・クリコ(NM)
  ぶどう品種:PN90% CH10%
  ドザージュ量:6g/L

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アンリオ ブリュット ミレジメ2012は、濃いめのイェローで、泡も細かく多い。特徴の有る好ましい香りに、ふくよかな味わいで大変飲みやすい。これも二重丸に花丸付き。

ルイ・ロデレール ブリュット・ナチュール・ブラン2012は、濃いめのイェローで、非常に独特の香り。ドザージュ量は、ゼロでドライのはずですが、余りの上質感に、脳が反応して、甘さまで感じしてしまいました。(舌の反応と語彙を要修正です。)ちょっと印象が強烈でした。星三つ。

ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム2012 草間彌生という独特のパッケージを纏った高価なヴィンテージもの。これも大変上品な味わいで、好印象。
直島のカボチャはダメージを受けて修復検討中とのことですが、新しく安藤さんのヴァレーギャラリーの中と外まで敷き詰められたステンレス製ミラーボールによる「ナルシスの庭」が完成したようなので、また行ってみたいものです。

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さて、上記、ルイ・ロデレールとブルーノ・パイヤールのボトルを持ち帰り、窓際で撮ってみました。

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菅原健彦氏による和紙を使った作品とのこと。ランスにある原画が観たいものです。
https://www.millesimes.co.jp/column/column-1730/

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こちらもユニークな、フィリップ・スタルク叔父さんとのコラボとのこと。
皆さん、まだ元気に頑張ってますね。

今回も大変貴重なヴィンテージ特集とアートの融合で、得がたい経験でした。
ありがとうございました。
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