2022年秋期シャンパーニュ講座第2回(第3週) [ワイン]


今回は、青木先生が、「ずっと気になっていた」という、THE LISTに毎年顔を出しているCM/生産協同組合である、カステルノーというシャンパーニュメゾンの6アイテムを一気にテイスティングすという、これまた、超貴重な企画でした。
結果的に、カステルノーは、非常に高い品質を、他のメゾンに比べて、驚くほどリーズナブルな価格で提供していることが良く分かりました。こういうユニークな工夫を凝らして、良いシャンパーニュを生産しているメゾンを知ることが出来るのは、ホントに嬉しい事です。


ずらっと並んだ6アイテム。
最初は、次の2つから。
(1)カステルノー ブリュット レゼルヴ
生産者:カステルノー(生産協同組合/CM)
ぶどう品種::CH40%、ムニエ40%、PN20%/リザーブワイン20%
ドザージュ:8g/L
(2)カステルノー エクストラ・ブリュット
生産者:カステルノー(CM)
ドザージュ:2g/L
前者は、ベーシックなアイテムなのに、熟成感があり、スタンダードキュヴェでも、6年以上の熟成期間があるというメゾンの特徴が良く出ているとのこと。まさにその通りでした。比較的酸味があり、フレッシュなキレを感じられます。
後者は、大変バランスが良く、大変スッキリした味わいで、お気に入りでした。
酒質の良さからか、ドザージュ量がほとんど無いのに、またもや、旨さ=甘みと脳が反応したいようで、他の方々が、ドザージュ量の違いを、しっかり判断されましたが、当方ともう一人の男子は、逆の判断をしてしまったのが何だか不思議でした。要修行。


次の2アイテムは、ユニークな新しいキュヴェと、2007年ヴィンテージ。
(3)カステルノー ソレラ オリジン ES-9.0
生産者:カステルノー(CM)
ぶどう品種:CH50%、ムニエ35%、PN15%
ドザージュ:5g/L
(4)カステルノー ブラン・ドゥ・ブラン ミレジメ2007
生産者:カステルノー(CM)
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:8g/L
前者は、2009年ヴィンテージを使った最初のエディションということで、9.0(ESは、醸造責任者のエリザベート・サルスレさんの頭文字)とのこと。これは、大変まろやかな味わいで、うま味が口中に拡がっていく印象でした。
後者は、CH100%なのに、ゴールドイエローが若干濃いめで、香りも複雑、まろやかな味わいで、うま味も有り、余韻も長く、なかなかのお気に入り。


最後の2アイテムは、さらに貴重な逸品。(3)、(4)と飲み比べながらも、酒質の良さを堪能しました。
(5)カステルノー ミレジメ2006
生産者:カステルノー(CM)
ぶどう品種:CH50%、PN30%、ムニエ20%
ドザージュ:8g/L
(6)カステルノー ミレジメ2003
生産者:カステルノー(CM)
ぶどう品種:PN70%、CH30%
ドザージュ:8g/L
前者は、熟成感のある複雑な香りと、ふくよかで柔らかい味わい、うま味もたっぷりと、余韻も長く、間違いなく、お気に入りでした。
後者は、さらに熟成感が増して、皆さんがクリームブリュレの香りと表現されてましたが、納得。2003年という年は、シャンパーニュ地方は大変難しい気候だったとのことですが、未だに、パワーを感じさせ、贅沢な味わいがあります。これも凄い。


ということで、6アイテムの王冠と、ヴィンテージ2本を並べて、朝日の中で一枚。
今回も、予想も出来ない発見の数々、大変ありがごうございました。
白河高原の空 [東北]

夜のゴルフコースに出て、木々の間から覗く夜空を狙ってみました。
北のカシオペア座から、西のはくちょう座まで、天の川をバックに、肉眼でも良く見えました。
(画像をクリックすると拡大します。)

西側にあるレーモンド設計のクラブハウスの明かりは仕方ありませんが、東側は雲に反射した街の明かりでぼんやりと明るくなっています。まずは8時頃の北の空に見えるカシオペア座付近から。

北極星が、木々の上にギリギリ見えました。
(以下、翌朝3時半頃から、西の空に、オリオン座近辺がハッキリと。)

おうし座の近くに陣取る火星。すばるの粒々が、綺麗に写りました。

日本の冬空の主役は、やはりオリオン座か。

すばるもお気に入り。

ぎょしゃ座のカペラも目立ってます。
別途、裏焼きにて、星座は要確認です。
(以下、11月20日の夜8時頃の空)












解説版



