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下半期第5回シャンパーニュ講座 [ワイン]

今回は、品質の高いピノ・ノワールを産出するアンボネイ村にある4つのRMと1つのNMを取り上げた、いつもながら、どれもレベルの高いラインナップです。また新しい気付きの有る講座となりました。

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まずは、ピノ・ノワール100%の貴重な2本から。

(1)スゴンデ・シモン キュヴェ・ル・ヴィラージュ GC ブリュット2013
  生産者:スゴンデ・シモン(RM)/1866年創業
  *傑出年のみ300本限定生産
  ぶどう品種:PN100%(ブラン・ド・ノワール)
  ドザージュ:6g/L

(2)エリック・ロデズ GC アンボネイ ブラン・ド・ノワールNV
  生産者:エリック・ロデズ(RM)/1900年創業
  ぶどう品種:PN100%
  ドザージュ:4g/L、デゴルジュマン:2021年

皆さんの感想も併せて表現すると、
前者は、細かい泡で、きれいなゴールド、フルーティな香りで、しっかり感のあるシャープな味わいで余韻も長く、なかなかの好印象。
後者も細かい泡で、若干ベージュ系、スパイシーな香りで、酸味もあり力強い味わいですが、素直にすっと入ってきて飲みやすく、これも好印象でした。

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後半は、さらに粒ぞろいの3本。

(3)アンリ・ビリオ GC アンボネイ・ブリュット・ミレジメ2014
  生産者:アンリ・ビリオ・フィス(RM)/1930年創業
  ぶどう品種:PN75%、CH25%
  ドザージュ:8~9g/L、デゴルジュマン:2020年10月12日

(4)エグリ・ウーリエ GC トラディション・ブリュットNV
  生産者:エグリ・ウーリエ(RM)/1930年創業
  ぶどう品種:PN70%、CH30%
  ドザージュ:3g/L、デゴルジュマン:2020年10月
  
(5)アンドレ・ボーフォール GC アンボネイ・ミレジメ2006
  生産者:アンドレ・ボーフォール(NM)/1969年創業
  ぶどう品種:PN80%、CH20%
  ドザージュ:8g/L

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後半最初のアンリ・ビリオ GC アンボネイ・ブリュット・ミレジメ2014は、大変特徴の有る香りで、味わいも濃く、割と年数を経た高価なものかと感じたのですが、実は、比較的若いヴィンテージで、少々ビックリ。やはりバイアスを持っての評価はいけませんと反省。

次のエグリ・ウーリエ GC トラディション・ブリュットNVは、皆さんの評価が高く、きれいなベージュがかったゴールドで、洋梨やシナモンの香りと、バランスの良い味わいで余韻の長く、大変好印象でした。

最後のアンドレ・ボーフォール GC アンボネイ・ミレジメ2006は、特徴の有る香りと味わいで、うまみもあり、皆さんの反応も、複雑でまろやかとか、初めての味わいとかの表現で、高評価だったようです。

と言うことで、4番と5番のボトルを頂いてきて、窓台に載せて陽の光にて撮ってみました。
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fumiko

hakoさん、いつも迅速なレポありがとうございます。
紅バラを背景にした画像に気合を感じますし、小トリップもナイス!
拙ブログのアップが遅れており、sorryです。
引き続き、宜しくお願いします。

by fumiko (2022-02-27 19:52) 

hako

fumikoさん、チェックとコメントを、ありがとうございました。
https://non-solo-vino.blog.ss-blog.jp/2022-03-01
詳細な説明、じっくり読みたいと思います。
確かに、コルク形状、違いがあるものですね、気が付きませんでした。
ピノ・ノワール100%の色居合いの違いも、割と出ていると思います。
生産者名は地名のカタカナ表記、バラバラで大変です。
スゴンデ・シモンやドザージュの濁音も地元の人が言いやすくなっているのでしょう。
エグリ・ウーリエ、2009年訪問記事も、貴重です。
コロナ禍や戦争や、早く終結して、早く安全に往来が出来るような状態になって欲しいものです。
by hako (2022-03-01 08:42) 

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