秋期シャンパーニュ講座 第5回 (第4週) [ワイン]
今回は、ノン・マロラクティック発酵(ノン・マロ)のシャンパーニュ造りを特徴とする3つのメゾン(ランソン、ユレ・フレール及びアルフレッド・グラシアン)のシャンパーニュを利き分けるチャレンジングな体験となりました。
それに加えて、講座の前にリーデル青山本店にて入手した「ドン ペリニヨン グラス」(DPG)による味わいの変化を感じることが出来ました。
また、ランソンに関しては、2013年からの醸造責任者であるエルヴェ・ダンタン氏による絶妙な手法による、一部マロラクティック発酵(MLF)を行ったものとの比較も行うことが出来ました。
青木先生によるランソンについての詳細な解説と素晴らしいテイスティングの記録については、下記の non-solo-vino を参照してください。
https://non-solo-vino.blog.ss-blog.jp/2024-03-02
まずは、エルヴェ氏による「現行VT」と、ユレ・フレールの2014VT及びランソンの2004VTの3種から。
(1)ランソン ブラック・レゼルヴ NV
生産者:ランソン(NM)
ぶどう品種:PN50%、CH35%、M15%/一部MLF
ベースワインは2014年VT
リザーブワインは45%
デゴルジュマン:2021年8月
ドザージュ:7g/L
(2)ユレ・フレール キャトル・エレマン ピノ・ムニエ 2014
生産者:ユレ・フレール(NM)
ぶどう品種:M100%/ノン・マロ
リュード村の単一区画「ラ・グロッセ・ピエーレ」のムニエ/1963年に植樹
デゴルジュマン:2019年
ドザージュ:3g/L
(3)ランソン ノーブル・シャンパーニュ・ヴィンテージ・ブリュット 2004
生産者:ランソン(NM)
ぶどう品種:CH70%、PN30%/ノン・マロ
デゴルジュマン:2021年9月
ドザージュ:6g/L以下
(1)ランソン ブラック・レゼルヴ NVは、2014VTのベースワインを使っているためか、大変深みのある味わいで、質の良い酸味も感じました。なかなかのお気に入り。
DPGに移して味わうと、スッキリと洗練されて、旨味も強調された印象でした。
(2)ユレ・フレール キャトル・エレマン ピノ・ムニエ 2014は、ピノ・ムニエ100%の単一品種で、若き醸造責任者であるフランソワ・ユレの高度な手腕と拘りが感じられる、かなり酸が活き活きとした秀逸な味わいで、かなり好印象でした。
DPGに移すと、さらに酸の質感がが増す印象。
(3)ランソン ノーブル・シャンパーニュ・ヴィンテージ・ブリュット 2004は、細かい泡ときれいなゴールドで見た目も美しく、熟成感のある香りと、酸味と旨味のバランスの良い味わいで、1番のお気に入りでした。
DPGに移すと、さらにミネラル感や旨味が増す印象で、グラスによる効果に驚かされました。
後半は、ロゼ2種。
(4)アルフレッド・グラシアン ロゼNV
生産者:アルフレッド・グラシアン(NM)
ぶどう品種:CH46%、PN29%、M25%、ブジー産のPN12%添加/ノン・マロ
リザーブワインは約40%、瓶熟成は約24ヶ月
デゴルジュマン:2023年2月
ドザージュ:9g/L以下
(5)ランソン ロゼ・ラベル・ブリュット NV
生産者:ランソン(NM)
ぶどう品種:PN53%、CH32%、M15%/一部MLF
デゴルジュマン:2021年10月
ドザージュ:8g/L以下
(4) アルフレッド・グラシアン ロゼNVは、かなり赤みのある濃い目の色合いで泡も多く、見た目と香りも特徴的。味わいも、酸味と旨味もあり、なかなかのお気に入り。
DPGに移すと、さらにバランスも良く、やさしくなる印象。
(5) ランソン ロゼ・ラベル・ブリュット NVは、透明感のある赤銅色(copper)で、スッキリした香りと、バランスの良い味わいで、かなりのお気に入りでした。
DPGに移すと、旨味も強調され、さらに爽やかな印象となり、その効果が実感されました。
DPGは、軽くて細身の形も良く、その効果がハッキリと分かり、なかなか凄いです。
以上のようなラインナップから、ノン・マロの特徴と、さらに一工夫を加えたランソンの進化を感じた貴重な体験となりました。
いつも、この講座ならではの素晴らしい企画を、ありがとうございます。
今回は、いろいろ、新しいiPhoneの進化したクローズアップ機能を活かして撮ってみました。
画像をクリックすると拡大して、デゴルジュマンの日付などが確認できます。
それに加えて、講座の前にリーデル青山本店にて入手した「ドン ペリニヨン グラス」(DPG)による味わいの変化を感じることが出来ました。
また、ランソンに関しては、2013年からの醸造責任者であるエルヴェ・ダンタン氏による絶妙な手法による、一部マロラクティック発酵(MLF)を行ったものとの比較も行うことが出来ました。
青木先生によるランソンについての詳細な解説と素晴らしいテイスティングの記録については、下記の non-solo-vino を参照してください。
https://non-solo-vino.blog.ss-blog.jp/2024-03-02
まずは、エルヴェ氏による「現行VT」と、ユレ・フレールの2014VT及びランソンの2004VTの3種から。
(1)ランソン ブラック・レゼルヴ NV
生産者:ランソン(NM)
ぶどう品種:PN50%、CH35%、M15%/一部MLF
ベースワインは2014年VT
リザーブワインは45%
デゴルジュマン:2021年8月
ドザージュ:7g/L
(2)ユレ・フレール キャトル・エレマン ピノ・ムニエ 2014
生産者:ユレ・フレール(NM)
ぶどう品種:M100%/ノン・マロ
リュード村の単一区画「ラ・グロッセ・ピエーレ」のムニエ/1963年に植樹
デゴルジュマン:2019年
ドザージュ:3g/L
(3)ランソン ノーブル・シャンパーニュ・ヴィンテージ・ブリュット 2004
生産者:ランソン(NM)
ぶどう品種:CH70%、PN30%/ノン・マロ
デゴルジュマン:2021年9月
ドザージュ:6g/L以下
(1)ランソン ブラック・レゼルヴ NVは、2014VTのベースワインを使っているためか、大変深みのある味わいで、質の良い酸味も感じました。なかなかのお気に入り。
DPGに移して味わうと、スッキリと洗練されて、旨味も強調された印象でした。
(2)ユレ・フレール キャトル・エレマン ピノ・ムニエ 2014は、ピノ・ムニエ100%の単一品種で、若き醸造責任者であるフランソワ・ユレの高度な手腕と拘りが感じられる、かなり酸が活き活きとした秀逸な味わいで、かなり好印象でした。
DPGに移すと、さらに酸の質感がが増す印象。
(3)ランソン ノーブル・シャンパーニュ・ヴィンテージ・ブリュット 2004は、細かい泡ときれいなゴールドで見た目も美しく、熟成感のある香りと、酸味と旨味のバランスの良い味わいで、1番のお気に入りでした。
DPGに移すと、さらにミネラル感や旨味が増す印象で、グラスによる効果に驚かされました。
後半は、ロゼ2種。
(4)アルフレッド・グラシアン ロゼNV
生産者:アルフレッド・グラシアン(NM)
ぶどう品種:CH46%、PN29%、M25%、ブジー産のPN12%添加/ノン・マロ
リザーブワインは約40%、瓶熟成は約24ヶ月
デゴルジュマン:2023年2月
ドザージュ:9g/L以下
(5)ランソン ロゼ・ラベル・ブリュット NV
生産者:ランソン(NM)
ぶどう品種:PN53%、CH32%、M15%/一部MLF
デゴルジュマン:2021年10月
ドザージュ:8g/L以下
(4) アルフレッド・グラシアン ロゼNVは、かなり赤みのある濃い目の色合いで泡も多く、見た目と香りも特徴的。味わいも、酸味と旨味もあり、なかなかのお気に入り。
DPGに移すと、さらにバランスも良く、やさしくなる印象。
(5) ランソン ロゼ・ラベル・ブリュット NVは、透明感のある赤銅色(copper)で、スッキリした香りと、バランスの良い味わいで、かなりのお気に入りでした。
DPGに移すと、旨味も強調され、さらに爽やかな印象となり、その効果が実感されました。
DPGは、軽くて細身の形も良く、その効果がハッキリと分かり、なかなか凄いです。
以上のようなラインナップから、ノン・マロの特徴と、さらに一工夫を加えたランソンの進化を感じた貴重な体験となりました。
いつも、この講座ならではの素晴らしい企画を、ありがとうございます。
今回は、いろいろ、新しいiPhoneの進化したクローズアップ機能を活かして撮ってみました。
画像をクリックすると拡大して、デゴルジュマンの日付などが確認できます。
Hakoさん、早々にありがとうございました!
進化するランソンを皆さんに体験して頂けて本当に良かったです。
2004年も貴重なヴィンテージでした。
ランソン×フィリップ・ミルシェフのセミナーと併せて、
講座リポートをアップしました。
Hakoさんブログも紹介しておきました!
by fumiko (2024-03-03 00:12)
fumikoさん、早速のご確認とコメントを、大変ありがとうございます。ランソンの伝統と進化していること、他の二つのメゾンのノン・マロとの比較もあり、よく分かりました。
また、ランソンxフィリップ・ミルシェフのセミナーのレポートは、いつもながら圧巻の内容ですね。テイスティングの表現も凄いです。
当方のブログのリンクまで入れていただき恐縮です。
(今回、Windowsで下書きを書いて、外出中に慣れないiPhoneで修正したら、改行の指定がよく分からず、さらに家に戻ってMacbookで直したのですが、そもそも普段、音楽再生用と旅行時の持出し用にしか使っていないので、基本的な文字入力にも慣れて修正に四苦八苦でした。)
by hako (2024-03-03 07:32)