秋季シャンパーニュ講座 第6回(第3週) [ワイン]
秋季講座の最終回は、モンターニュ・ド・ランス地方のマイィ・シャンパーニュ村の伝統あるCM(生産協同組合)マイィ・グラン・クリュの先進的な取組の説明を受けた後、その成果としての見事なシャンパーニュ5種のテイスティングを経験することが出来ました。また、発売直後で本数も限定された貴重なアイテムもあり、いつもながら、新しい世界に目を開かれる体験となりました。
マイィ・グラン・クリュのサイトもセンスが良くて情報満載で、格好良いです。
畑の地質や区画の分かる美しいマップもあります。
https://www.champagne-mailly.com/en/
詳細な解説は、青木先生のサイトをご覧ください。
https://non-solo-vino.blog.ss-blog.jp/2024-04-02
こちらの紹介ビデオも秀逸です。
https://youtu.be/_503o7NFpDg
下記のラインナップは、最初が何と贅沢なヴィンテージ3種に、後半はレアなアイテムを含むPN100%の2種です。
(1)マイィ エクストラ・ブリュット ミレジム コンポジション・パーセレール
生産者:マイィ・グラン・クリュ(CM)
ぶどう品種:PN73.9%、CH26.1%(下記に添付のボトル裏の表記による)
ドザージュ量:3.3g/L(同上の表記による)
(2)マイィ グラン・クリュ ナチュール 2013 /生産量17,950本
生産者:マイィ・グラン・クリュ(CM)
ぶどう品種:PN75%、CH25%
ドザージュ:0g/L
(3)マイィ レ・エシャンソン 2012
生産者:マイィ・グラン・クリュ(CM)
ぶどう品種:PN75%、CH25%
ドザージュ:6g/L
最初のマイィ エクストラ・ブリュット ミレジム コンポジション・パーセレール(2016年のヴィンテージ)は、豊かな泡で、きれいなゴールドに、白い花やハーブなどの上品な香りがあり、味わいは、心地よい酸に膨らみのあるうまみも感じられて、好印象。
次の、マイィ グラン・クリュ ナチュール 2013は、細かい泡に、これもきれいなゴールドで、洋梨の香りに、ドライで心地よい酸を感じる味わい。これはパワーを感じて優れものの印象。
3番目のマイィ レ・エシャソン 2012は、きめ細かい泡に、少し濃い目のゴールドで、上品な香りに、酒質がきれいで、うまみも感じる、大変滑らかな味わい。これは1番のお気に入りでした。
(4)マイィ ブラン・ド・ノワール NV コンポジション・パーセレール
生産者:マイィ・グラン・クリュ(CM)
ぶどう品種:PN100%
ベースヴィンテージは2018年
タンク(ソレラシステム)で保存しているリザーヴワインを使用
ドザージュ:8g/L
(5)ポエティック・ドゥ・ラ・テール XVI.I NV 日本での発売は3月19日
生産者:マイィ・グラン・クリュ(CM)
ぶどう品種:PN100%
ベースワインは70%が2016年、リザーブワイン(ソレラシステム)30%
ドザージュ:5g/L
ポエティック・ドゥ・ラ・テールの生産量6,792本、XVI.Iは3,381本のみ発売
4番目のマイィ ブラン・ド・ノワール NV コンポジション・パーセレールは、きめ細かい泡で、透明なゴールドに、柑橘系の香りと、きれいな酸で豊かな味わいでした。
PN100%なのに、CHのニュアンスも感じられて、少し驚きでした。なかなかの優れもの。
最後のポエティック・ドゥ・ラ・テール は、非常に泡が多めで、美しいゴールドに。白い花や洋梨の香りと、きれいな酒質とバランスの良い上品な味わいでした。これもかなりの好印象で、お気に入りです。
以上、どれも印象が強く、特定のボトルを選びきれなかったので、5本とも持ち帰って、各々記録撮影してみました。
マイィ・グラン・クリュのサイトもセンスが良くて情報満載で、格好良いです。
畑の地質や区画の分かる美しいマップもあります。
https://www.champagne-mailly.com/en/
詳細な解説は、青木先生のサイトをご覧ください。
https://non-solo-vino.blog.ss-blog.jp/2024-04-02
こちらの紹介ビデオも秀逸です。
https://youtu.be/_503o7NFpDg
下記のラインナップは、最初が何と贅沢なヴィンテージ3種に、後半はレアなアイテムを含むPN100%の2種です。
(1)マイィ エクストラ・ブリュット ミレジム コンポジション・パーセレール
生産者:マイィ・グラン・クリュ(CM)
ぶどう品種:PN73.9%、CH26.1%(下記に添付のボトル裏の表記による)
ドザージュ量:3.3g/L(同上の表記による)
(2)マイィ グラン・クリュ ナチュール 2013 /生産量17,950本
生産者:マイィ・グラン・クリュ(CM)
ぶどう品種:PN75%、CH25%
ドザージュ:0g/L
(3)マイィ レ・エシャンソン 2012
生産者:マイィ・グラン・クリュ(CM)
ぶどう品種:PN75%、CH25%
ドザージュ:6g/L
最初のマイィ エクストラ・ブリュット ミレジム コンポジション・パーセレール(2016年のヴィンテージ)は、豊かな泡で、きれいなゴールドに、白い花やハーブなどの上品な香りがあり、味わいは、心地よい酸に膨らみのあるうまみも感じられて、好印象。
次の、マイィ グラン・クリュ ナチュール 2013は、細かい泡に、これもきれいなゴールドで、洋梨の香りに、ドライで心地よい酸を感じる味わい。これはパワーを感じて優れものの印象。
3番目のマイィ レ・エシャソン 2012は、きめ細かい泡に、少し濃い目のゴールドで、上品な香りに、酒質がきれいで、うまみも感じる、大変滑らかな味わい。これは1番のお気に入りでした。
(4)マイィ ブラン・ド・ノワール NV コンポジション・パーセレール
生産者:マイィ・グラン・クリュ(CM)
ぶどう品種:PN100%
ベースヴィンテージは2018年
タンク(ソレラシステム)で保存しているリザーヴワインを使用
ドザージュ:8g/L
(5)ポエティック・ドゥ・ラ・テール XVI.I NV 日本での発売は3月19日
生産者:マイィ・グラン・クリュ(CM)
ぶどう品種:PN100%
ベースワインは70%が2016年、リザーブワイン(ソレラシステム)30%
ドザージュ:5g/L
ポエティック・ドゥ・ラ・テールの生産量6,792本、XVI.Iは3,381本のみ発売
4番目のマイィ ブラン・ド・ノワール NV コンポジション・パーセレールは、きめ細かい泡で、透明なゴールドに、柑橘系の香りと、きれいな酸で豊かな味わいでした。
PN100%なのに、CHのニュアンスも感じられて、少し驚きでした。なかなかの優れもの。
最後のポエティック・ドゥ・ラ・テール は、非常に泡が多めで、美しいゴールドに。白い花や洋梨の香りと、きれいな酒質とバランスの良い上品な味わいでした。これもかなりの好印象で、お気に入りです。
以上、どれも印象が強く、特定のボトルを選びきれなかったので、5本とも持ち帰って、各々記録撮影してみました。
秋期シャンパーニュ講座 第5回 (第4週) [ワイン]
今回は、ノン・マロラクティック発酵(ノン・マロ)のシャンパーニュ造りを特徴とする3つのメゾン(ランソン、ユレ・フレール及びアルフレッド・グラシアン)のシャンパーニュを利き分けるチャレンジングな体験となりました。
それに加えて、講座の前にリーデル青山本店にて入手した「ドン ペリニヨン グラス」(DPG)による味わいの変化を感じることが出来ました。
また、ランソンに関しては、2013年からの醸造責任者であるエルヴェ・ダンタン氏による絶妙な手法による、一部マロラクティック発酵(MLF)を行ったものとの比較も行うことが出来ました。
青木先生によるランソンについての詳細な解説と素晴らしいテイスティングの記録については、下記の non-solo-vino を参照してください。
https://non-solo-vino.blog.ss-blog.jp/2024-03-02
まずは、エルヴェ氏による「現行VT」と、ユレ・フレールの2014VT及びランソンの2004VTの3種から。
(1)ランソン ブラック・レゼルヴ NV
生産者:ランソン(NM)
ぶどう品種:PN50%、CH35%、M15%/一部MLF
ベースワインは2014年VT
リザーブワインは45%
デゴルジュマン:2021年8月
ドザージュ:7g/L
(2)ユレ・フレール キャトル・エレマン ピノ・ムニエ 2014
生産者:ユレ・フレール(NM)
ぶどう品種:M100%/ノン・マロ
リュード村の単一区画「ラ・グロッセ・ピエーレ」のムニエ/1963年に植樹
デゴルジュマン:2019年
ドザージュ:3g/L
(3)ランソン ノーブル・シャンパーニュ・ヴィンテージ・ブリュット 2004
生産者:ランソン(NM)
ぶどう品種:CH70%、PN30%/ノン・マロ
デゴルジュマン:2021年9月
ドザージュ:6g/L以下
(1)ランソン ブラック・レゼルヴ NVは、2014VTのベースワインを使っているためか、大変深みのある味わいで、質の良い酸味も感じました。なかなかのお気に入り。
DPGに移して味わうと、スッキリと洗練されて、旨味も強調された印象でした。
(2)ユレ・フレール キャトル・エレマン ピノ・ムニエ 2014は、ピノ・ムニエ100%の単一品種で、若き醸造責任者であるフランソワ・ユレの高度な手腕と拘りが感じられる、かなり酸が活き活きとした秀逸な味わいで、かなり好印象でした。
DPGに移すと、さらに酸の質感がが増す印象。
(3)ランソン ノーブル・シャンパーニュ・ヴィンテージ・ブリュット 2004は、細かい泡ときれいなゴールドで見た目も美しく、熟成感のある香りと、酸味と旨味のバランスの良い味わいで、1番のお気に入りでした。
DPGに移すと、さらにミネラル感や旨味が増す印象で、グラスによる効果に驚かされました。
後半は、ロゼ2種。
(4)アルフレッド・グラシアン ロゼNV
生産者:アルフレッド・グラシアン(NM)
ぶどう品種:CH46%、PN29%、M25%、ブジー産のPN12%添加/ノン・マロ
リザーブワインは約40%、瓶熟成は約24ヶ月
デゴルジュマン:2023年2月
ドザージュ:9g/L以下
(5)ランソン ロゼ・ラベル・ブリュット NV
生産者:ランソン(NM)
ぶどう品種:PN53%、CH32%、M15%/一部MLF
デゴルジュマン:2021年10月
ドザージュ:8g/L以下
(4) アルフレッド・グラシアン ロゼNVは、かなり赤みのある濃い目の色合いで泡も多く、見た目と香りも特徴的。味わいも、酸味と旨味もあり、なかなかのお気に入り。
DPGに移すと、さらにバランスも良く、やさしくなる印象。
(5) ランソン ロゼ・ラベル・ブリュット NVは、透明感のある赤銅色(copper)で、スッキリした香りと、バランスの良い味わいで、かなりのお気に入りでした。
DPGに移すと、旨味も強調され、さらに爽やかな印象となり、その効果が実感されました。
DPGは、軽くて細身の形も良く、その効果がハッキリと分かり、なかなか凄いです。
以上のようなラインナップから、ノン・マロの特徴と、さらに一工夫を加えたランソンの進化を感じた貴重な体験となりました。
いつも、この講座ならではの素晴らしい企画を、ありがとうございます。
今回は、いろいろ、新しいiPhoneの進化したクローズアップ機能を活かして撮ってみました。
画像をクリックすると拡大して、デゴルジュマンの日付などが確認できます。
それに加えて、講座の前にリーデル青山本店にて入手した「ドン ペリニヨン グラス」(DPG)による味わいの変化を感じることが出来ました。
また、ランソンに関しては、2013年からの醸造責任者であるエルヴェ・ダンタン氏による絶妙な手法による、一部マロラクティック発酵(MLF)を行ったものとの比較も行うことが出来ました。
青木先生によるランソンについての詳細な解説と素晴らしいテイスティングの記録については、下記の non-solo-vino を参照してください。
https://non-solo-vino.blog.ss-blog.jp/2024-03-02
まずは、エルヴェ氏による「現行VT」と、ユレ・フレールの2014VT及びランソンの2004VTの3種から。
(1)ランソン ブラック・レゼルヴ NV
生産者:ランソン(NM)
ぶどう品種:PN50%、CH35%、M15%/一部MLF
ベースワインは2014年VT
リザーブワインは45%
デゴルジュマン:2021年8月
ドザージュ:7g/L
(2)ユレ・フレール キャトル・エレマン ピノ・ムニエ 2014
生産者:ユレ・フレール(NM)
ぶどう品種:M100%/ノン・マロ
リュード村の単一区画「ラ・グロッセ・ピエーレ」のムニエ/1963年に植樹
デゴルジュマン:2019年
ドザージュ:3g/L
(3)ランソン ノーブル・シャンパーニュ・ヴィンテージ・ブリュット 2004
生産者:ランソン(NM)
ぶどう品種:CH70%、PN30%/ノン・マロ
デゴルジュマン:2021年9月
ドザージュ:6g/L以下
(1)ランソン ブラック・レゼルヴ NVは、2014VTのベースワインを使っているためか、大変深みのある味わいで、質の良い酸味も感じました。なかなかのお気に入り。
DPGに移して味わうと、スッキリと洗練されて、旨味も強調された印象でした。
(2)ユレ・フレール キャトル・エレマン ピノ・ムニエ 2014は、ピノ・ムニエ100%の単一品種で、若き醸造責任者であるフランソワ・ユレの高度な手腕と拘りが感じられる、かなり酸が活き活きとした秀逸な味わいで、かなり好印象でした。
DPGに移すと、さらに酸の質感がが増す印象。
(3)ランソン ノーブル・シャンパーニュ・ヴィンテージ・ブリュット 2004は、細かい泡ときれいなゴールドで見た目も美しく、熟成感のある香りと、酸味と旨味のバランスの良い味わいで、1番のお気に入りでした。
DPGに移すと、さらにミネラル感や旨味が増す印象で、グラスによる効果に驚かされました。
後半は、ロゼ2種。
(4)アルフレッド・グラシアン ロゼNV
生産者:アルフレッド・グラシアン(NM)
ぶどう品種:CH46%、PN29%、M25%、ブジー産のPN12%添加/ノン・マロ
リザーブワインは約40%、瓶熟成は約24ヶ月
デゴルジュマン:2023年2月
ドザージュ:9g/L以下
(5)ランソン ロゼ・ラベル・ブリュット NV
生産者:ランソン(NM)
ぶどう品種:PN53%、CH32%、M15%/一部MLF
デゴルジュマン:2021年10月
ドザージュ:8g/L以下
(4) アルフレッド・グラシアン ロゼNVは、かなり赤みのある濃い目の色合いで泡も多く、見た目と香りも特徴的。味わいも、酸味と旨味もあり、なかなかのお気に入り。
DPGに移すと、さらにバランスも良く、やさしくなる印象。
(5) ランソン ロゼ・ラベル・ブリュット NVは、透明感のある赤銅色(copper)で、スッキリした香りと、バランスの良い味わいで、かなりのお気に入りでした。
DPGに移すと、旨味も強調され、さらに爽やかな印象となり、その効果が実感されました。
DPGは、軽くて細身の形も良く、その効果がハッキリと分かり、なかなか凄いです。
以上のようなラインナップから、ノン・マロの特徴と、さらに一工夫を加えたランソンの進化を感じた貴重な体験となりました。
いつも、この講座ならではの素晴らしい企画を、ありがとうございます。
今回は、いろいろ、新しいiPhoneの進化したクローズアップ機能を活かして撮ってみました。
画像をクリックすると拡大して、デゴルジュマンの日付などが確認できます。