春期シャンパーニュ講座 第5回(第5週に実施分) [ワイン]
今回は、シェフ・ド・カーヴの力量に注目して、ロゼを中心にテイスティングするという、大変貴重なラインナップとなりました。
シェフ・ド・カーヴ各人の詳しい説明については、青木先生のサイトを参照してください。
https://non-solo-vino.blog.ss-blog.jp/2023-09-02
最初は、概観からも違いが際立つ、以下の3種。


(1)ペリエ ジュエ ブラゾン ロゼ
生産者:ペリエ ジュエ(NM)
ぶどう品種:CH25%、PN50%、M25%、赤ワイン14%
リザーブワイン:最大15%
ドザージュ:8g/L
(2)パイパー・エドシック ロゼ・ソヴァージュ
生産者:パイパー・エドシック(NM)
ぶどう品種:PN50%、CH25%、M25%、赤ワイン15%
リザーブワイン:最低25%
ドザージュ:8g/L
(3)マム グラン コルドン ロゼ
生産者・マム(NM)
ぶどう品種:PN60%、CH22%、M18%、赤ワイン9%
ドザージュ:6g/L
ペリエ ジュエのシェフ・ド・カーヴは、ショートカットが似合うゼヴリーヌ・フレルソンさん。
ブラゾン ロゼは、きれいなサーモンピンクで、果実の香りに、凜として上品な味わい。
黒ぶどう比率が多いのに、シャルドネの存在感が、しっかりあるとのコメントありましたが、納得。
爽やかで飲みやすく、お気に入り。
パイパー・エドシックのシェフ・ド・カーヴは、あごひげもたっぷりのエミリアン・ブティヤさん。
明らかに濃い目の色合いで、少し複雑で強めの香りと同様に、味わいもなかなか力強く、印象的でした。肉系の料理にも合うでしょうとのコメントあり。結構、お気に入りでした。
今回の一つのハイライトは、アンリオから、2020年1月にメゾン・マムに移って、各種改革を進めていた、故ローラン・フレネさんを偲んで、マムの味わいが、シェフ・ド・カーヴに依って良い方向に変化していることを確認することでした。ほぼ全員が、マム グラン コルドン ロゼの活き活きとして、きれいな酸味やふくよかな味わいを評価していました。
繊細でエレガントな味わいを感じることが出来ました。
次は、ヴィンテージの、なかなか豪華な2種。(下図の右二つ)

(4)シャルル・エドシック ロゼ2012
生産者:シャルル・エドシック(NM)
ぶどう品種:PN62%、CH38%、赤ワイン9%
ドザージュ:9g/L
(5)ゴッセ セレブリス・エクストラ・ブリュット2008
生産者:ゴッセ(NM)
ぶどう品種:CH43%、PN57%
ドザージュ:3g/L


シャルル・エドシックのシェフ・ド・カーヴは、シリル・ブランさんでしたが、2023年3月に、エリース・ロスフェルドさんに引き継いだとのことですが、シリル・ブランさんの手がけたロゼ2012は、ローストした香りと、ふくよかな味わいを感じさせて、「創造性が拡がる」ような印象を受けました。
シリル・ブランさんは、今後、フェッラーリでの活躍が期待されるとのことで、楽しみです。
最後のゴッセのシェフ・ド・カーヴは、オディロン・ド・ヴァリーヌさんで、フレッシュさと深みを大事にして、ゴッセのスタイルを出しているとのこと。セレブリス・エクストラ・ブリュット2008は、流石に、熟成感のある香りと、大変深く素晴らしい味わいでした。
いつもの事ながら、あらたに目を開かされることばかりですが、今回は特にシェフ・ド・カーヴの力量にフォーカスということで、別な視点からのシャンパーニュの特性に気づかされました。
大変良い企画を、ありがとうございました。
以下、きれいなマムのボトルとシャルルのロゼ色ボルトと、迫力有るゴッセのボトルは豪華なBOXと共に記録撮影。



シェフ・ド・カーヴ各人の詳しい説明については、青木先生のサイトを参照してください。
https://non-solo-vino.blog.ss-blog.jp/2023-09-02
最初は、概観からも違いが際立つ、以下の3種。


(1)ペリエ ジュエ ブラゾン ロゼ
生産者:ペリエ ジュエ(NM)
ぶどう品種:CH25%、PN50%、M25%、赤ワイン14%
リザーブワイン:最大15%
ドザージュ:8g/L
(2)パイパー・エドシック ロゼ・ソヴァージュ
生産者:パイパー・エドシック(NM)
ぶどう品種:PN50%、CH25%、M25%、赤ワイン15%
リザーブワイン:最低25%
ドザージュ:8g/L
(3)マム グラン コルドン ロゼ
生産者・マム(NM)
ぶどう品種:PN60%、CH22%、M18%、赤ワイン9%
ドザージュ:6g/L
ペリエ ジュエのシェフ・ド・カーヴは、ショートカットが似合うゼヴリーヌ・フレルソンさん。
ブラゾン ロゼは、きれいなサーモンピンクで、果実の香りに、凜として上品な味わい。
黒ぶどう比率が多いのに、シャルドネの存在感が、しっかりあるとのコメントありましたが、納得。
爽やかで飲みやすく、お気に入り。
パイパー・エドシックのシェフ・ド・カーヴは、あごひげもたっぷりのエミリアン・ブティヤさん。
明らかに濃い目の色合いで、少し複雑で強めの香りと同様に、味わいもなかなか力強く、印象的でした。肉系の料理にも合うでしょうとのコメントあり。結構、お気に入りでした。
今回の一つのハイライトは、アンリオから、2020年1月にメゾン・マムに移って、各種改革を進めていた、故ローラン・フレネさんを偲んで、マムの味わいが、シェフ・ド・カーヴに依って良い方向に変化していることを確認することでした。ほぼ全員が、マム グラン コルドン ロゼの活き活きとして、きれいな酸味やふくよかな味わいを評価していました。
繊細でエレガントな味わいを感じることが出来ました。
次は、ヴィンテージの、なかなか豪華な2種。(下図の右二つ)

(4)シャルル・エドシック ロゼ2012
生産者:シャルル・エドシック(NM)
ぶどう品種:PN62%、CH38%、赤ワイン9%
ドザージュ:9g/L
(5)ゴッセ セレブリス・エクストラ・ブリュット2008
生産者:ゴッセ(NM)
ぶどう品種:CH43%、PN57%
ドザージュ:3g/L


シャルル・エドシックのシェフ・ド・カーヴは、シリル・ブランさんでしたが、2023年3月に、エリース・ロスフェルドさんに引き継いだとのことですが、シリル・ブランさんの手がけたロゼ2012は、ローストした香りと、ふくよかな味わいを感じさせて、「創造性が拡がる」ような印象を受けました。
シリル・ブランさんは、今後、フェッラーリでの活躍が期待されるとのことで、楽しみです。
最後のゴッセのシェフ・ド・カーヴは、オディロン・ド・ヴァリーヌさんで、フレッシュさと深みを大事にして、ゴッセのスタイルを出しているとのこと。セレブリス・エクストラ・ブリュット2008は、流石に、熟成感のある香りと、大変深く素晴らしい味わいでした。
いつもの事ながら、あらたに目を開かされることばかりですが、今回は特にシェフ・ド・カーヴの力量にフォーカスということで、別な視点からのシャンパーニュの特性に気づかされました。
大変良い企画を、ありがとうございました。
以下、きれいなマムのボトルとシャルルのロゼ色ボルトと、迫力有るゴッセのボトルは豪華なBOXと共に記録撮影。




Hakoさん、8月の講座リポート、ありがとうございます。
すべてシャンパーニュの歴史あるメゾンです。
それぞれのシェフ・ド・カーヴを
シャンパーニュラバーさんに知っていただくことで、
Non Solo Vino(ワインだけじゃない)の世界を感じて頂きたい、
と思いました。
今月も皆さんに“感嘆”していただけるアイテムを準備しています。
引き続き、宜しくお願いします!
by fumiko (2023-09-06 08:14)
fumikoさん、超ご多忙の中、チェックとコメントを、ありがとうございました。
メゾンの伝統も大切ですが、はやり最後はシェフ・ド・カーヴのセンスや力量に依るというのが、分かりました。ワインだけじゃない、の精神で、地勢や地政学や気候変動などへの関心も深めていきたいと思います。
by hako (2023-09-06 10:43)