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下半期シャンパーニュ講座 第4回(第3週) [ワイン]

2023年最初の講座は、超特別と言える製造責任者によるシャンパーニュから始まりました。
如何に特別かは、non-soro-vinoのサイトを参照してください。
https://non-solo-vino.blog.ss-blog.jp/2023-01-27

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時間の経過による変化を楽しむために、2種+2種+1種を、あまり時間を開けずに供出。

一通り、ビオディナミの定義などを復習した後に出された2種は、次の通り。
(1)ルクレール・ブリアン エクストラ・ブリュット・プルミエ・クリュ
 生産者 : ルクレール・ブリアン(NM)
 ぶどう品種 : PN70% ムニエ & CH15%
 ドザージュ : 2g/L

(2)ルクレール・ブリアン ブリュット・レゼルヴ
 生産者 : ルクレール・ブリアン(NM)
 ぶどう品種 : PN40% ムニエ40% CH20%
 ドザージュ : 4.5g/L

最初のエクストラ・ブリュット・プルミエ・クリュは、フルーティーな香りが最初に来て、若干のカラメル的な香りも有り、味わいは、シャープさとまろやかとが、非常にバランスの取れていて、ドザージュは非常に少ないのに、良質なぶどう由来の甘さも感じられ、かなりのお気に入りでした。
2番目は、シトラス系の香りと酸やミネラル感がほどよく調和して、やさしい味わいで、うまいと思いました。

次は、立派な名前のついた、生産者として本命の2種が登場。

(3)ルクレール・ブリアン グラン・グラン2015
 生産者 : ルクレール・ブリアン(NM)
 ぶどう品種 : CH100%
 ドザージュ : 0g/L

(4)ルクレール・ブリアン グラン・グラン2014
 生産者 : ルクレール・ブリアン(NM)
 ぶどう品種 : CH100%
 ドザージュ : 0g/L

前者は、熟した果実やチョコレートなどの複雑な香りを感じられ、少し驚かされました。
味わいも大変ふくよかで、クリーミーな印象で、非常に、お気に入りとなりました。
後者は、熟成感がありながらも、ドライ感もあり、非常にスムーズな味わいで、なかなかの上質感がありました。

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最後に登場したのは、見た目も他とは大きく違う驚きの逸品でした。

(5)ルクレール・ブリアン アビス・ロゼ2018
 生産者 : ルクレール・ブリアン(NM)
 ぶどう品種 : CH85% PN15%
 ドザージュ : 0g/L

教室の照明を若干落として、特別なシャンパーニュとの対話の時間を設けて頂いたので、心地よい香りとともに、超バランスとも言える味わいで、いろんな映像が浮かんできて、宇宙をも感じることが出来ました。後で熟成の方法を聞いて驚くとともに納得しました。

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理想的な熟成環境を求めて、温度が安定していて、瓶内のガス圧と均衡する海中60mの深さのブルターニュの海底に10ヶ月間沈めてあったとのこと。コルクと王冠の様子も回覧して確認。
その他にも、醸造家エルヴェ・ジェスタンさんの、「ワインにストレスを与えない」ための沢山の工夫や拘りが詰まった、ある意味究極の逸品でした。

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ルクレール・ブリアンのラインナップ。デザインもシンプルですが、キリリとして美しい。

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裏エチケットには、沢山の情報が詰まっています。

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アビスの情報は、ラベルは剥がれてしまうので、特別な名札を付けています。

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翌朝、朝日の中で、きれいなBOXとレアなボトル類を、ゆっくり撮ってみました。

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いつも凄い趣向ですが、今回も、さらに特別な企画を、ありがとうございました。
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fumiko

Hakoさん
サカサカとアップしていただき、ありがとうございました!
ルクレール・ブリアン以外でも、
海中熟成させたシャンパーニュはありますが、
如何せん、気圧と水深の均衡、海流の回転は考えていないので、
同じ状況で試しても、異なると確信しています。
まさしく、アビス・ロゼ2018は一期一会のアイテム、
そのチャンスを持てたことを誇りに思っています!
by fumiko (2023-01-27 22:41) 

hako

fumikoさん、チェックとコメントを、ありがとうございます。
エルヴェ・ジェスタンさんやルクレール・ブリアンの詳細については、non-solo-vinoのリンクを、入れさせていただきました。
そちらを改めて読み返すと、また、感動が蘇ります。
ABYSSとは、また良く名付けたモノかと思います。
さらにロゼ2018は、特別の1本ですね。
by hako (2023-01-28 06:13) 

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